2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月のまとめ

4月の読了は10冊でした。おお、昨年7月以来の大台。感想を書いた9冊はこちら。 4/3 アンソロジー 『夏休み。』 ピュアフル文庫 4/7 谷原秋桜子 『砂の城の殺人』 創元推理文庫 4/11 谷川流 『涼宮ハルヒの憂鬱』 角川スニーカー文庫 4/14 谷川流 『涼宮ハル…

新井輝『私の愛馬は凶悪です』

毎晩違う女の子と遊んでいるという噂の射水位里。実際彼の予定は数日先まで埋まっているようで、他校の生徒が教室まで「予約」にやってくる。その目に余る現状が堪忍ならない高岡霧理は彼に説教するが、しかし「予約」をすべてキャンセルする代わりに、霧理…

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4月下旬です。 24日。 三浦勇雄 『サクラサク上等。』 MF文庫J 壁井ユカコ 『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 2』 電撃文庫 鷹野祐希 『秋津島 斎なる神のしもべ』 GA文庫 27日。 友桐夏 『楽園(がくえん)ヴァイオリン クラシックノート』 コバルト文庫 野…

鷹野祐希『秋津島 斎なる神のしもべ』

鹿島神古流道場の娘として育ち、武芸一筋で奥手だった少女・佐唯。やっと始まった秋人との恋はゆっくりで、手を繋ぐことすら慣れない。しかし、そんな幸福な日々は唐突に終わりを告げる。佐唯の身に降りかかる惨劇は、彼女から日常というものを奪い去った。妹…

恩田陸『黄昏の百合の骨』

「自分が死んでも、水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」祖母の遺言に従い、かつて暮らした白百合荘に戻って2人の叔母との生活を始めた理瀬。「魔女の家」とも呼ばれる洋館での生活で、理瀬はいくつもの怪事件に巻き込まれてしまう…

日本推理作家協会賞候補

第60回日本推理作家協会賞の候補も発表になっています。 【長編および連作短編集部門候補作】 桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 東京創元社 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』 講談社 樋口有介 『ピース』 中央公論新社 森谷明子 『七姫幻想』 双葉社 柳広司 …

山本周五郎賞候補

第20回山本周五郎賞候補作が発表になっています。 恒川光太郎 『雷の季節の終わりに』 角川書店 森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』 角川書店 恩田陸 『中庭の出来事』 新潮社 伊坂幸太郎 『フィッシュストーリー』 新潮社 楡周平 『陪審法廷』 講談社 選考…

恩田陸『図書室の海』

表題作「図書室の海」を含む10編によるノンシリーズの短編集。ノンシリーズということで当然バラバラなのですが、中にはシリーズものの外伝的なものや、他の長編の予告編的なものもあって楽しめました。様々な形で恩田ワールドのエッセンスが満載といったと…

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今月中旬の分です。 10日。 あさのあつこ 『バッテリー 6』 角川文庫 →シリーズ完結。 近藤史恵 『狼の寓話 南方署強行犯係』 徳間文庫 →新シリーズ第1作、待望の文庫化。 谷川流 『涼宮ハルヒの分裂』 角川スニーカー文庫 →ほぼ一年ぶりの最新刊。 桜庭一…

鮎川哲也賞発表

昨日、東京創元社から第17回鮎川哲也賞の受賞作が発表になりました。 山口芳宏 『雲上都市の怪事件』 おめでとうございます。 選考経過の詳細は10月発売の「ミステリーズ!vol.25」に掲載されるそうです。

谷川流『涼宮ハルヒの退屈』

ハルヒの退屈はキョンたちSOS団に様々な事件をもたらす。それは草野球だったり、七夕だったり、人捜しだったり、合宿だったり。しかし、あらゆる手段を駆使してでも、ハルヒの精神状態を安定させなければ・・・ 4編が収録されたシリーズ初の短編集。 ●「涼宮…

ちょっとした驚き

今日初めて知ったのですが、立風書房ってもともと学研の子会社で、学研に吸収合併されてたんですね。ずっと倒産したものだと思っていました。 すると、立風書房から刊行されていた樋口有介さんの『ろくでなし』あたりは学研から文庫化される可能性があるんで…

谷川流『涼宮ハルヒの溜息』

文化祭という名の行事は、どんな学校にも付き物。SOS団もハルヒの一存でこの文化祭に参加することになった。しかも、文化祭までの短い期間で映画を撮影し、上映するという。「超監督」の腕章をつけたハルヒはいったいどんな映画を製作しようというのか。 シ…

谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。入学早々、自己紹介でそう言ってのけた美少女、涼宮ハルヒ。それは平凡な日常を送っていた俺にとって、想像もできなかった事態の…

樋口作品の文庫化

樋口有介さんの作品が怒涛の勢いで再文庫化されています。5月の発売予定にも『ぼくと、ぼくらの夏』(新装版)がありました。 書名 刊行年月 文庫化 再文庫化 彼女はたぶん魔法を使う 1990.04講談社 1993.06講談社文庫 2006.07創元推理文庫 初恋よ、さよなら…

大昔の一言感想

昔々の今から10年近く前、日々ワープロを使っていたshiba_motoはふと思いたちました。 「こんなことではいけない。漢字を忘れるし、字も下手になる」 一念発起したshiba_motoは、ノートに日記を書き出し、手近にあった京大カードに読んだ本の感想を書き出し…

谷原秋桜子『砂の城の殺人』

行方不明になった父を探しにスペインへ渡るため、バイトに精を出す倉西美波。今回武熊さんから紹介されたバイトは廃墟撮影のアシスタント。ところが、向かった先は廃墟となったカメラマンの生家、待ち受けるのはカメラマンの異母兄。しかも、そこではミイラ…

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最近、って言っても4月上旬はこの1回だけ。 3日。 氷室冴子 『海がきこえる 2 アイがあるから』 徳間文庫 谷川流 『涼宮ハルヒの憂鬱』 角川スニーカー文庫 谷川流 『涼宮ハルヒの溜息』 角川スニーカー文庫 谷川流 『涼宮ハルヒの退屈』 角川スニーカー文…

本屋大賞

随分遅くなっちゃいました。 発表当日(5日)は楽天で授賞式を中継するというので、なんとかその時間までに帰宅しようとしたのですが、家に着いたときには既に時計は8時を回り、中継は受賞された佐藤さんのサイン会、撮影会と化していました。 で、皆様ご存…

今夜発表ですね

いよいよ今夜、本屋大賞発表ですね。 ノミネート作の中では、やっぱり読んでいる『夜は短し歩けよ乙女』か『終末のフール』が選ばれてほしいと思います。 でも、どうなんでしょう。本屋さんとか見てると、なんとなく「これなのかな」って思ってしまうのです。…

アンソロジー『夏休み。』

夏休み。いい響きですね。僕がこの言葉から連想するのはお盆休みのことではなく、いまだに子どもの頃のあの幸福な季節だったりします。 本書はそんな季節の出来事を、6人の作家が切り取ったアンソロジーです。 ●梨屋アリエ「夏の階段」 空き地に残された8段…

楽しかった四月馬鹿

今年も様々なエイプリルフールネタで楽しませていただきました。 もちろん、すべてを拝見したわけではありませんし、もう嘘の跡形もなくなってしまったものもあります。 そんななかで、本好きとしていちばん楽しませていただいたのは・・・この力作です。 「…

4月の予定

今月こそはたくさん読んで、買うのを控えるぞっ、と。 購入予定 ◎=買う、●=その気になれば買う、▲=文庫化されたら買う、×=様子見 ◎4/5 あさのあつこ 『バッテリー 6』 角川文庫 ◎4/6 近藤史恵 『狼の寓話 南方署強行犯係』 徳間文庫 ●4/10 壁井ユカコ …