2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

東野圭吾『赤い指』

残業を終えた前原は妻からの電話を受けた。早く帰ってきてほしいと。帰宅した彼を待ち受けていたのは、妻、自室にこもった息子、認知症を患う母、そして見知らぬ少女の死体だった。息子が殺したという事実に突き当たった彼は、その死体を遺棄するとともに、…

山本幸久『失恋延長戦』

高校に入り、放送部に所属した米村真弓子。夏合宿で失敗したものの、「米村の声は胸に響く」と言ってくれた大河原くんに片思いしている。だが、彼はいつのまにか後輩にとられてしまい、失意の日々。犬のベンジャミンだけは彼女を見守っていてくれるのだが。S…

最近のお買い物

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5月中旬は2冊だけでした。 5/15 小路幸也 『スタンド・バイ・ミー [ 小路幸也 ] 東京バンドワゴン』 集英社文庫 木本雅彦 『星の舞台からみてる [ 木本雅彦 ]』 ハヤカワ文庫JA

島本理生『あられもない祈り』

〈あなた〉と〈わたし〉。名前など必要としないふたりの物語。暴力を振るう恋人直樹ととともに暮らす〈私〉は、母からの金の無心などに耐えかね、何度か手首を切ったことがある。そんなときに出会った、年上で結婚間近の〈あなた〉に心惹かれていく・・・ 島…

北森鴻『うさぎ幻化行』

中部日本エアラインで墜落事故が発生した。その搭乗者名簿には「モガミ ケイイチ」の名が。彼から「うさぎ」と呼ばれていた義妹の美月リツ子は、音響技術者だった彼が残した音源に「うさぎ」と名づけられたフォルダがあることを知った。その音源には不審な点が…

湊かなえ『Nのために』

悲劇は、「N」のために。同じアパート「野バラ荘」に住み、床上浸水に遭遇したことで始まった杉下希美、安藤望、西崎真人の関係。だが、彼らと野口夫妻が出会ったことで、状況は少しずつ変化していく。希美は同級生の成瀬を巻き込んで、野口奈央子を元気づけ…

アンソロジー『Story Seller 3』

【読み応えは長篇並、読みやすさは短篇並】の『Story Seller』も3回目。そしてラスト。【面白いお話、またまた売ります。】 ●沢木耕太郎「男派と女派 ポーカー・フェース」 旅先ではじめて体験する出来事、そこからはじまるストーリー・・・出会いというもの…

土橋真二郎『ラプンツェルの翼 4』

ユーロランドで一部の天使による反乱に巻き込まれた遼一と奈々。人質となった姫を救出するため、ふたりはキサラギとともにゲームに参加した。だが、最後に待ち受けていたのはクリアのために他人を殺さなければならないという状況。残り時間はあとわずか。彼…

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5月上旬です。なんだか連休明けに立て続けに買ったみたいですね。 5/6 海堂尊 『[rakuten:book:13455752:title]』『[rakuten:book:13455753:title]』 講談社文庫 五十嵐雄策 『乃木坂春香の秘密(11) [ 五十嵐雄策 ]』 電撃文庫 葉山透 『9S(5) [ 葉山透 …

5月の予定

すっかり遅くなりましたが、今月の予定を。 購入予定 ◎=買うつもり、●=買うかも、▲=文庫化待ちもしくは図書館で、×=ちょっとだけ気になる ×5/6 竹本健治 『ウロボロスの純正音律 [ 竹本健治 ]』 講談社ノベルス ▲5/6 加納朋子 『ぐるぐる猿と歌う鳥 [ 加…

甲田学人『Missing 2 呪いの物語』

“魔女”十叶詠子からの忠告は「“見えない狗”に、気をつけて」だった。一笑に伏した木戸野亜紀のもとには呪いのFAXが届くようになり、それは毎晩深夜二時。やがて彼女の周囲では獣の臭いが漂い、異様な傷が増えていく。それは、見えない狗が彼女を襲っているこ…

4月のまとめ

4月の読了は以下のとおり8冊。なんとか8冊。 4/4 山口芳宏 『雲上都市の大冒険』 東京創元社 4/10 山口芳宏 『豪華客船エリス号の大冒険』 東京創元社 4/14 小川一水 『煙突の上にハイヒール』 光文社 4/19 甲田学人 『Missing 神隠しの物語』 電撃文庫 4/21…

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遅くなりましたが、4月は中旬と下旬をまとめてみました。 4/16 葉山透 『9S(9) [ 葉山透 ]』『[rakuten:book:11564736:title]』 電撃文庫 川原礫 『[rakuten:book:13124396:title] ―黒雪姫の帰還―』『[rakuten:book:13204820:title] ―紅の暴風姫―』『[raku…

甲田学人『Missing 神隠しの物語』

魔王陛下。畏敬を込めてそうあだ名される男が姿を消した。彼、空目恭一はまるで神隠しにあったかのように姿を消したのだ。カギを握るのは、空目が「彼女ができた」として紹介して回っていた少女。彼女はいったい何者なのか。残された文芸部の仲間たちは、彼…