2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

五十嵐貴久『TVJ』

ちょっと前のことになってしまいましたが、五十嵐貴久さんの『TVJ』を読了しました。 全館コンピュータ制御など、最新の設備を備えた25階建てのテレビ局、テレビジャパンがテロリストにのっとられた! 偶然が重なって難を逃れた経理部の由起子は、拘束された…

大倉崇裕『やさしい死神』

昨日読了した大倉崇裕さんの『やさしい死神 (創元クライム・クラブ)』、おなじみの落語シリーズだけに安定した面白さがありました。 『三人目の幽霊』『七度狐』に続く落語ミステリ第3弾の短編集。「季刊落語」の編集長牧大路と新米編集者間宮緑のコンビが…

『やさしい死神』

大倉崇裕さんの『やさしい死神』を読了しました。よかったですよ。感想はまたのちほど。 ところで、この本を読んでいる間、妻はずっと図書館で借りた本だと思っていたようで、今夜になって、 「あれっ、その本名前が書いてあるよ!」 「いやっ、これは、その…

隣町で3冊

今日は、隣町の図書館に行ってきました。隣町といってもよっぽど地元より大きいですが。勤め先がそちらにあるので、仕事帰りはそちらの図書館のほうが都合がいいのです。 やっぱり大きな町だけあって、図書館も数箇所あります。どこで返却してもいいようなシ…

霧舎巧『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ』

霧舎巧さんの『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ (講談社文庫)』を読了。 ひょんなことから《あかずの扉》研究会へ入会した二本松翔(カケル)。純徳女学院の教師遠峯に依頼され、流氷館へ向かった《あかずの扉》研究会。依頼内容は流氷館で…

森谷明子『れんげ野原のまんなかで』

検査のおかげで、森谷明子さんの『れんげ野原のまんなかで (ミステリ・フロンティア)』を読了。 図書館を中心舞台とした「日常の謎」短編集。『千年の黙―異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞した作者の受賞第1作。 新米司書今居文子が勤める秋庭市立秋…

北森鴻『螢坂』

「香菜里屋」シリーズ第三短編集。今夜も香菜里屋に常連客が集い、そして心に澱のように溜まっていた疑問が鮮やかに解かれていきます。 ●「螢坂」 恋人を残して戦場カメラマンの道を選択した有坂。二人の思い出が残る「螢坂」はどこか? 哀しく、そして温か…