2008-01-01から1年間の記事一覧
幼馴染の水野美佳から呼び出された湯佐俊紀。だが、彼女の告げられた言葉は「ちゃんと、責任とってくれるよね」だった。身に覚えがなく途方に暮れる俊紀だったが、偶然その場を見てしまったミステリー研究会会長の佐倉井綾が救いの手を差し伸べた。本当に潔…
誰もが終末を覚悟した1999年9月、荒廃した世界には磁気嵐が吹き荒れ、その影響を受けた地球規模の異常が発生していた。探偵事務所を営む南深騎のもとにはひとりの女性が訪れた。彼女が暮らす「クロック城」に出現する「スキップマン」退治を依頼したいと言う…
登美彦氏、竹林経営に乗り出す。作家として行き詰ることを見越した登美彦氏は、先輩である鍵屋さんの荒れ果てた竹林に目をつけた。竹の伐採に奮闘し、締切次朗と死闘を繰り広げ、やがてはカリスマ竹林経営者に。多角的経営の野望は果たして・・・ これはエッ…
他者にその存在さえ知られない罪を 完全犯罪と呼ぶ では 他者にその存在さえ知られない恋は 完全恋愛と呼ばれるべきか? 第一回みすてり大賞受賞作家である牧薩次さんが手がけた、孤高の画家柳楽糺画伯の評伝。これは彼の代表作になるであろう傑作です。 な…
寝坊した朝、近くの米屋に息子の交通違反の揉み消しを懇願された貴子。どうして米屋が自分のことを知っているのか不審に思い尋ねると、貴子が刑事であることを記した葉書を拾ったという。確かにそれは貴子が細かく破り捨てたものだったが、きれいにつなぎ合…
雪山で大河の本心を知ってしまった竜児。知ってしまったために、母親のもとから戻ってきた大河に対して今までどおりに接することができない。高二生活もあとわずかとなり、竜児の前には進路問題も立ちはだかる。自分の将来に対して明確な考えを持っていない…
乳姉妹の馨子の命で、馨子の身代わりを演じることになった宮子。姫様修行の一環として、仮御所から出ようとしない「桐壺の更衣」の説得という名目で冷泉院に赴くのだが、そこで宮子はとんでもないものをみつけてしまった・・・ 平安ライトミステリの第2弾。 …
駄弁るだけではないっ! いつもこんなことばかりしているわけじゃないんだ! とばかりに? 生徒会室を飛び出した碧陽学園生徒会。彼らは普段、生徒会室以外では何をしているのか。あんなことや、こんなことも。彼らの日常生活を赤裸々に公開した短編集。 シ…
クリスマス・イブに実乃梨に振られ、おまけにインフルエンザでダウンした竜児。やっとのことで登校した新学期だったが、待っていたのは大河のひとり立ち宣言だった。最後の望みを賭けた修学旅行、竜児は実乃梨の真意を聞き出そうとするが・・・ うわーっ。 …
10月上旬はこれだけ買いました。 10/1 杉井光 『ばけらの! [ 杉井光 ]』 GA文庫 10/6 北山猛邦 『『クロック城』殺人事件 [ 北山猛邦 ]』 講談社文庫 10/9 竹宮ゆゆこ 『とらドラ!(9) [ 竹宮ゆゆこ ]』 電撃文庫 壁井ユカコ 『鳥籠荘の今日も眠たい住人…
あの緒形副隊長の若かりし頃は? 堂上や小牧はどんな新人だった? そしてあのふたりの行く末はどうなるのか! シリーズ完結、ついに明かされるあの人たちのあの頃とあの人たちのその後・・・ とうとう完結してしまった『図書館戦争』シリーズ。期待どおり? …
あの騒動による停学があけて、学校に戻ってきた大河。12月、クリスマスを前にして、大河はすっかりいい子に変身、おとなしくしている。一方、実乃梨は部活でエラーをしたことが原因でへこんだまま。北村率いる生徒会は、有志によるクリスマスパーティを計画…
東京で公演されていたオペラ『トスカ』。女優は演出家の指示どおり、男優の頚動脈めがけてダミーのナイフを振り下ろした。だが、吹き出したのは血糊ではなく本物の血。男優はその場で絶命した。何者かによって、ナイフは本物とすりかえられていたのだ・・・ …
多額の借金を残して、父親は失踪してしまった。ひとり残された祐太のもとにきたのは「三十銀貨財団」からの取り立ての電話だけでなく、聖少女がふたりと大天使、大魔王がひとりづつ。天涯孤独どころか、とってもにぎやかな生活の始まりで・・・ あの『さよな…
「愛知県警の鉄の女」などと畏れられる京堂景子警部補。どんな難事件も解決してしまう凄腕だが、家事はすべてイラストレーターで主夫の新太郎が取り仕切り、景子を支えていた。そして、実は新太郎はほかの方法でも景子を支えていたのだ。安楽椅子探偵として…
橋本紡さんの『猫泥棒と木曜日のキッチン』が11月に文庫になるそうです。新潮文庫で。メディアワークスから出された作品でしたが、電撃文庫ではなく。 大したことではないのですが、とても寂しい気分になりました。もう電撃文庫から新作が出されることはない…
購入予定 ◎=買うつもり、●=購入検討中、▲=文庫化待ちもしくは図書館で、×=とりあえずチェック ●10/01 清野静 『[rakuten:book:13051019:title] とっておきの日々』 角川スニーカー文庫 ▲10/06 有栖川有栖 『乱鴉の島 [ 有栖川有栖 ]』 講談社ノベルス →…
読了は以下のとおり。 9/3 五十嵐貴久 『誘拐』 双葉社 9/8 土橋真二郎 『ツァラトゥストラへの階段3』 電撃文庫 9/11 法月綸太郎 『しらみつぶしの時計』 祥伝社 9/13 北村薫 『野球の国のアリス』 講談社 9/16 有栖川有栖 『妃は船を沈める』 光文社 9/18 …
9月の中旬から下旬まで、一挙に。 9/12 アンソロジー 『[rakuten:book:13037103:title]』 徳間文庫 →既読感想 赤川次郎 『萌黄色のハンカチーフ [ 赤川次郎 ]』 光文社文庫 伊坂幸太郎 『魔王 [ 伊坂幸太郎 ]』 講談社文庫 倉知淳 『[rakuten:book:13040570:…
明林書房の新米営業マン・井辻智紀は、前任者の後をついで担当の書店回りをしている。行く先々で編集部に異動した元エース・吉野と比較され続けたが、それにももう慣れてしまった。智紀は目の前に立ちはだかる謎を、吉野や他社の営業マン・真柴の力を借りな…
「悪くない」。そんな名前を持つビストロ・パ・マル。従業員4人と規模は小さいが、フレンチ好きの常連が多く、味は確かな素敵な店だ。三舟シェフは無口だけれど、客が持つ悩みやちょっとした事件を、厨房にいながら名推理でたちまちに解いてしまうのだった・…
大阪湾に沈んだ車から発見された男の水死体。男には高額の保険金がかけられており、警察は他殺を疑う。容疑者として名前が挙がったのは催眠ダイエットサロンを経営している妻、男に金を貸していた妻の知人、そしてその養子の三人。だがそれぞれに男を殺害で…
満開の桜の下で、彼女は不思議な話を始めた。昨日までおかしなところで投げていた、と。少年野球チームのエースでありながら、小学校卒業にあわせて野球をやめざるを得なかった彼女は、いったいどんなところで投げていたというのか、どんな試合をしていたの…
ノリリンといえば探偵役は法月綸太郎。今回はそこをはずして、ノン・シリーズの作品を集めた短編集。全10作品。 ●「使用中」 編集者と打ち合わせていた作家の新谷は下腹がうずいて席を外したが・・・『大密室』で既読。シチュエーションの面白さが光る作品で…
誘われて参加した今回の囚人ゲーム。それはRPGだった。福原とオリビアはふたたびコンビを組み、魔王を倒しとらわれの姫を救い出すため、東京の街を歩き始めた。そこはありとあらゆるものが障害になる街。ちょっとした段差、すれ違う人々、そのすべてがふたり…
勤務していた旅行代理店でリストラ役に回された秋月孝介。リストラ勧告した先輩社員の一家心中や、それに起因した娘の自殺と離婚も経験した彼は、自らも退職した後にひとつの行動を起こした。誘拐。彼は時の総理佐山の孫娘百合を誘拐したのだ・・・ これは読…
9/1 アンソロジー 『LOVE or LIKE [ 石田衣良 ]』 祥伝社文庫 村崎友 『[rakuten:book:13029041:title]』 MF文庫 [rakuten:book:13029041:image:small] 9/2 松田志乃ぶ 『嘘つきは姫君のはじまり(見習い姫の災難) [ 松田志乃ぶ ]』 コバルト文庫 野村美月 …
迫り来る生徒会長選挙。本命視されていたのは北村だったが、文化祭の燃え尽き症候群に陥っていた彼は何を思ったか突然グレた。「生徒会長選挙なんて」などと口にし、髪を染めて。そんな北村を亜美は切り捨て、生徒会長のすみれも失望をあらわにするが・・・ …
購入予定 ◎=買うつもり、●=購入検討中、▲=文庫化待ちもしくは図書館で、×=気になるので一応 ◎9/2 松田志乃ぶ 『嘘つきは姫君のはじまり(見習い姫の災難) [ 松田志乃ぶ ]』 コバルト文庫 ▲9/4 恩田陸 『きのうの世界 [ 恩田陸 ]』 講談社 ◎9/5 アンソロ…
8月の読了本は8冊でした。 この一ヶ月、地元の祭で走り回ったり、仕事が忙しかったりであまり読めなかったですね・・・ 8/2 竹宮ゆゆこ 『とらドラ5!』 電撃文庫 8/2 竹宮ゆゆこ 『とらドラ6!』 電撃文庫 8/3 竹宮ゆゆこ 『とらドラ7!』 電撃文庫 8/8 竹…