2010-01-01から1年間の記事一覧

河野裕『サクラダリセット 3 MEMORY in CHILDREN』

相麻菫は問いかけた。「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」と。未来視の能力を持つ彼女が浅井ケイに投げかけたその問いはどんな意味を持つのか。そしてその答えは。ケイはリセット能力を持つ春埼美空と出会い、三人は考え始めた。二年前の…

11月の予定

購入予定 ◎=買うつもり、●=買うかも、▲=文庫化待ち?、×=ちょっとだけ気になる ▲11/1 北國浩二 『アンリアル UnReal (講談社BOX)』 講談社BOX ▲11/2 真保裕一 『アマルフィ (講談社ノベルス)』 講談社ノベルス →既読感想 ▲11/2 石崎幸二 『記録の中の殺…

10月のまとめ

10月は「1日1冊『ロウきゅーぶ!』」の月でした。 10/4 乾くるみ 『スリープ』 角川春樹事務所 10/5 間宮夏生 『月光』 電撃文庫 10/8 蒼山サグ 『ロウきゅーぶ!』 電撃文庫 10/9 蒼山サグ 『ロウきゅーぶ! 2』 電撃文庫 10/10 蒼山サグ 『ロウきゅーぶ! …

竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム1 春にしてブラックアウト』

大学に合格して上京した多田万里は、入学早々、奇妙な出会いをした。会場で意気投合した柳澤光央、そして柳澤を追って来た彼の幼馴染加賀香子と。完璧なお嬢様であるのと同時に、香子は思いこみ激しく柳澤を追い続けるストーカーもどきなのだ。柳澤は香子を…

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10月下旬。急に寒くなってきて、読書向きの季節ですね。 10/22 西澤保彦 『彼女が死んだ夜 (幻冬舎文庫)』 幻冬舎文庫 →既読 はやみねかおる 『ギヤマン壺の謎 (講談社文庫)』 講談社文庫 (講談社文庫)" title="ギヤマン壺の謎 (講談社文庫)" class="asin"> …

ジョー・ウォルトン『バッキンガムの光芒 ファージング3』

英国版ゲシュタポである監視隊《ザ・ウォッチ》の隊長となったカーマイケル。彼はロイストンの娘エルヴィラの後見人となっていた。遜色ない学歴と後見人を持ちながら、彼女はその生い立ちから社交界になかなか受け入れられない。友人ベッツィの手助けもあり…

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10月中旬、ついに問題作と聞く『サニーサイド・スーサイド』を購入。まだ読んでいない。 10/11 北國浩二 『サニーサイド・スーサイド』 原書房 10/20 佐々木譲 『警官の紋章 (ハルキ文庫)』 ハルキ文庫 東野圭吾 『白銀ジャック (実業之日本社文庫)』 実業之…

ジョー・ウォルトン『暗殺のハムレット ファージング2』

名門ラーキン家の三女ヴァイオラは、ロンドンで女優として活躍している。彼女がつかんだ役は、男女を取り換えた「ハムレット」での主役、女ハムレット。しかも、来英するヒトラーが観劇予定だという。だが、ガートルード役だったローリア・ギルモアが爆弾に…

真木武志『ヴィーナスの命題』

夏休みに入って間もないある朝、グラウンドでひとりの生徒が遺体となって発見された。状況では校舎の窓から転落したようだが、自殺なのか他殺なのか事故なのかはっきりしない。学校の呪いという説もある。様々な立場にある17歳の高校生探偵たちは一斉に走り…

野村美月『“文学少女”と穢名の天使』

遠子先輩が受験勉強に専念するため文芸部を休部すると言い出した。考えてみれば、受験生なのだから当然のことだ。一抹の寂しさを覚える心葉だったが、ななせの親友水戸夕歌が姿を消してしまったことを知り、ふたりだけで夕歌の行方を追うことに・・・ 受験と…

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10月上旬。もう10月。 10/1 麻耶雄嵩 『隻眼の少女』 文藝春秋 乾くるみ 『セカンド・ラブ』 文藝春秋 10/8 倉知淳 『なぎなた (倉知淳作品集)』『こめぐら (倉知淳作品集)』 東京創元社 →ネットサイン本 川原礫 『アクセル・ワールド 6 浄火の神子 (電撃文…

10月の予定

ずいぶん遅くなりましたが、10月の予定。 購入予定 ◎=買うつもり、●=買うかも、▲=文庫化待ち?、×=ちょっとだけ気になる ×10/1 逢坂剛 『幻の祭典 (徳間文庫)』 徳間文庫 ×10/1 山田正紀、恩田陸 『読書会 (徳間文庫)』 徳間文庫 ×10/1 佐野洋 『終の希…

貫井徳郎『明日の空』

帰国子女の栄美は、日本で高校生活を送ることになった。なかなか日本の風習には馴染めなかった栄美だったが友達もでき、やがて飛鳥部という男子生徒に思いを寄せる。だが、いざ彼とデートの約束をしても、かならず何かしらの障害があって彼に会うことができ…

9月のまとめ

後半はたくさん読めただけに、前半が残念だった一ヶ月です。 9/7 ジョー・ウォルトン 『英雄たちの朝 ファージング1』 創元推理文庫 9/16 ジョー・ウォルトン 『暗殺のハムレット ファージング2』 創元推理文庫 9/19 ジョー・ウォルトン 『バッキンガムの光…

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9月下旬。読書の秋に向けて買い込みました。読みますよ。 9/21 石持浅海 『Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)』 祥伝社文庫 9/26 北村薫 『北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)』 新潮選書 北村薫 『北村薫のミステリびっくり…

辻村深月『光待つ場所へ』

悔しさ、恥ずかしさ、いたたまれなさ。そんな誰もが味わう感情の動き。完膚なきまで打ちのめされたあのとき、自分の存在が否定されたようだったあのときがよみがえる・・・ 『ロードムービー』に続くスピンオフ短編集。今回も思いもよらぬあの人との再会が待…

石持浅海『この国。』

開国以来、一党独裁体制で長く安全を享受してきた「この国」。常に戦争を避け、ひたすら経済大国への道を歩んできた国ではあるが、安全の維持のためにこの国にもふたつの組織がある。ひとつは国民の日常生活を守る治安警察、もうひとつは他国と相対する可能…

野村美月『“文学少女”と繋がれた愚者』

遠子先輩が図書館で借りてきた一冊の本。その異常を先輩が発見したとき、事件は明らかになった。「ああっ、この本ページが足りないわ!」。何者かが数ページにわたって本を破り、持ち去ったのだ。先輩の手にある本は無残な姿を晒している。はたして、誰が、…

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9月は盛りだくさんかな。 9/12 ジョー・ウォルトン 『バッキンガムの光芒 (ファージング?) (創元推理文庫)』 創元推理文庫 →「本が好き!」でいただきました。 9/15 貫井徳郎 『空白の叫び〈上〉 (文春文庫)』『空白の叫び〈中〉 (文春文庫)』『空白の叫び〈…

加藤実秋『インディゴの夜 Dカラーバケーション』

風営法が改正され、その影響でclub indigoも二部制を敷くことになった。従来の営業は夜間の第一部、昼間の第二部は新人中心のショーパブ形式という具合に。だが、一部と二部のホストたちの間にはノリや雰囲気の違いがあり、溝が明らかになっていった・・・ …

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ちょっと涼しくなってきたような気がほんの少しだけする9月上旬です。 9/1 甲田学人 『断章のグリム〈7〉金の卵をうむめんどり (電撃文庫)』 電撃文庫 ファミ通文庫編集部 『“文学少女”のグルメな図書ガイド』 エンターブレイン 9/10 加藤実秋 『ホワイトク…

川原礫『アクセル・ワールド 5 ―星影の浮き橋―』

《軌道エレベータ》に《ソーシャルカメラ。ネットワーク》が導入される。そんなニュースを聞いたハルユキはひとつの思考に行きついた。加速空間が宇宙まで広がるという可能性に。その方向性に間違いはなく、ハルユキたちは新たな《宇宙》ステージでの《ヘル…

ジョー・ウォルトン『英雄たちの朝 ファージング1』

ナチスドイツと講和したイギリス。ルーシーは、その講和を主導したグループ〈ファージング・セット〉に属する貴族院議員の娘だが、大陸では迫害されているユダヤ人のカーンを夫とし、家庭内でも微妙な立場に。ファージングで開かれたパーティーの翌朝、有力…

9月の予定

購入予定 ◎=買うつもり、●=買うかも、▲=文庫化待ち?、×=ちょっとだけ気になる ▲9/1 小路幸也 『さくらの丘で』 祥伝社 ●9/1 折原一 『黒い森 (祥伝社文庫)』 祥伝社文庫 ◎9/1 中田永一 『百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)』 祥伝社文庫 →既読感想 ●…

8月のまとめ

いろいろあって、後半の失速が顕著な夏でした。 8/3 野村美月 『“文学少女”と繋がれた愚者』 ファミ通文庫 8/8 石持浅海 『この国。』 原書房 8/11 辻村深月 『光待つ場所へ』 講談社 8/12 貫井徳郎 『明日の空』 集英社 8/14 野村美月 『“文学少女”と穢名の…

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8月下旬のお買いものです。 8/26 太田忠司 『夜叉沼事件 (創元推理文庫)』 創元推理文庫 →既読 海堂尊 『夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)』 創元推理文庫 赤城毅 『麝香姫の恋文 (講談社文庫)』 講談社文庫 越前魔太郎 『魔界探偵冥王星O―トイボックスのT (…

川原礫『アクセル・ワールド 4 ―蒼空への飛翔―』

略奪者ダスク・テイカーに飛行アビリティを奪われてしまったハルユキ。失意の日々を乗り越え、新たな能力を手に入れてタクムとともにダスク・テイカーを追い詰めたのだが、待っていたのは驚愕の事態。はたしてハルユキはこの事態にどう対処するのか・・・ 上…

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8月中旬。お盆休み明けです。 8/16 有川浩 『阪急電車 (幻冬舎文庫)』 幻冬舎文庫 →既読感想 森見登美彦 『有頂天家族 (幻冬舎文庫)』 幻冬舎文庫 →既読感想 米澤穂信 『インシテミル (文春文庫)』 文春文庫 →既読感想 石持浅海 『ガーディアン (光文社文庫)…

川原礫『アクセル・ワールド 3 ―夕闇の略奪者―』

進級したハルユキの前に現れた新入生能美。彼はハルユキにゲームオーバーを宣告した。《ブレイン・バースト》のマッチングリストにも現れず、それでいて《加速世界》を自由に使いこなす彼は、デュエル・アバター《ダスク・テイカー》としてハルユキの大切な…

川原礫『アクセル・ワールド 2 ―紅の暴風姫―』

帰宅したハルユキを待ち受けていたのは、小学生の少女トモコ。はとこだという彼女は、母が留守中に預けられたらしい。母が留守になる数日間トモコを預かるハルユキだが、黒雪姫の視線が冷たい。その頃、《加速世界》ではひとつの問題が発生。呪いの強化外装…