2012年08月28日のツイート
@shiba_moto: もちろん、さっきあげたミステリ作家は自分の中では「もうきている」作家さんばかり。
2012-08-28 22:41:04 via web
@shiba_moto: 相沢沙呼、円居挽、彩坂美月、友桐夏、七河迦南、それに古野まほろ。このあたりは押さえておくべきだと思う。「もう来てるじゃん」という異論は認めません。でもまだまだ抜けはたくさんあるはず。 #これからくるミステリー作家
2012-08-28 22:24:37 via web
@shiba_moto: 【眼鏡屋は消えた/山田 彩人】鮎川哲也賞というのが足枷になったようにも見えました。がちがちの本格推理を目指すのか、それとも楽しいユーモアミステリを目指すのか、中途半端になってしまったようで残念です。ど... →URL #bookmeter
@shiba_moto: 【眼鏡屋は消えた/山田 彩人】を読んだ本に追加 →URL #bookmeter
綾辻行人『水車館の殺人(新装改訂版)』
山間に建ち、常に水車が回り続ける洋館「水車館」。ここでは年に一回だけ、主人の父・藤沼一成が遺した絵を知人に公開している。だが一年前には家政婦の事故死、客の殺害とその容疑者が絵を盗んで逃走と、いう惨事に。今年もその日がやってきたのだが、予定外の客として、島田潔という男が・・・
『十角館の殺人』に続く、館シリーズの第二作。中村青二が建てた水車を持つ回廊状の邸宅が舞台。ここで、またしても惨劇が繰り広げられてしまいます。
出だしからムード満点。不穏な空気で読者を引き込む手腕はさすが綾辻というところ。
トリックの中心になる小道具も効果的に使われ、物語は過去と現在を行き来する重厚な構成、それが非常に丁寧に、そして巧みに語られています。いかにもミステリという雰囲気を纏った、ミステリらしいストーリー、しかも胡散臭い登場人物と見事にそろえられています。おもしろくないはずがない。
ただし、驚きという面では前作『十角館の殺人』に一歩譲るでしょうか。それだけは残念です。まあ、何事においても最初の驚きに勝るものはありませんからね。
関連作:『十角館の殺人(新装改訂版)』
- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/15
- メディア: 文庫
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