葵せきな『生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4』
相変わらず駄弁り続ける碧陽学園生徒会。やっぱり今回もお子サマ生徒会長・桜野くりむが小さな胸を張ってなにかの本の受け売りを偉そうに語ることから始まる駄弁り。今日も、どうでもいいようなことをただひたすら駄弁り続ける生徒会・・・
アニメ化だそうで、おめでとうございます。本当に駄弁っているだけのような作品ですので、アニメ化されてどうなるのか、気になるのですが。
さて、今回も駄弁るだけなのに楽しませてくれました。なんと言っても「リベンジする生徒会」で笑わせてもらいました。高だか「テンション上がってきたー!」と「それは秘密」という二言で、読者をどれだけ笑わせれば気が済むのでしょう。
また、くりむの九九は何ですか、あれ。よくあそこまで思いつくなあと感心してしまいます。着縮みするだけじゃないくりむがすごいです。
そして、表紙イラストのとおり今回のメインは真冬。告白することで杉崎をもてあそぶような仕打ちが破壊力抜群でした。
なんでも次でひと段落のようですが、あまり企業編とやらが表に出てこないほうがいい気がするなあ。もしかしたら一気に三年生卒業でしょうか。
収録作:「読書する生徒会」「予想する生徒会」「暴露する生徒会」「リベンジする生徒会」「謎の原稿」「教える生徒会」「騒ぐ生徒会」「進む生徒会」「えくすとら〜流行する生徒会」
関連作:『生徒会の一存』『生徒会の二心』『生徒会の三振』『生徒会の日常』
生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫) | |
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