柴田よしき『桜さがし』

 今夜は柴田よしきさんの『桜さがし (集英社文庫)』を。


 再会した京都にある中学校の同級生4人。その身の回りに起きたミステリ的な出来事を解決していく連作短編集。ミステリとしてだけでなく、恋あり友情ありの青春小説としての側面もあります・・・というよりも、こっちがメインでミステリは味付けかもしれません。


 8つの短編の中でもっとも印象深かったのは「片思いの猫」でした。小道具としての猫の置物が話を和ませ、それでいて重要な役割を持っていてインパクトがありました。


収録作:「一夜だけ」「桜さがし」「夏の鬼」「片思いの猫」「梅香の記憶」「翔べない鳥」「思い出の時効」「金色の花びら」

2003年5月25日読了 【7点】にほんブログ村 本ブログへ
桜さがし (集英社文庫)
桜さがし (集英社文庫)柴田よしき
集英社 2003-03
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