2014年09月08日のツイート
@shiba_moto: とにかく、この『未必のマクベス』は最後までじっくり読み通し、味わってほしい物語です。せっかくの機会なので、入手困難な『グリフォンズ・ガーデン』も復刊なり文庫化なりしてもらえるとうれしいなあ。
@shiba_moto: 重厚な物語ながら、登場人物たちの会話は時に軽妙で心地よく、その重さを程よく打ち消します。マクベスをモチーフにしていることはタイトルからも明らかですが、それがどういう形で物語と絡むのか、確かめていただきたいと思います。
@shiba_moto: 物語は命懸けの企業内コンゲームでしょうか、ハードボイルドでしょうか、それとも恋愛小説でしょうか。ジャンルで括ることに意味はないかもしれません。この「命懸け」って部分が非常にセンチメンタルで、最初から最後まで貫かれていました。
@shiba_moto: そもそも20年前の私はミステリを読み始めたころで、しかも『グリフォンズ・ガーデン』はSFです。それゆえ、『グリフォンズ・ガーデン』のことも早瀬耕という作家のことも知らずに来ました。今回まで。おかげで、先入観なしに読むことができました。
@shiba_moto: この夏、ひと足早く早瀬耕の新刊『未必のマクベス』を読ませていただいきました。で、どうだったかと言えば、今私は彼の20年前の前作『グリフォンズ・ガーデン』を、探し出して読んでいるということがすべてをあらわしています。そう、一言で表現すれば読んでいてとてもよい読書だったのです。
@shiba_moto: RT @Mahoro_Furuno: 12月の新訳『天帝のみぎわなる鳳翔』出版により、ノベルス版天帝のすべてが完全改稿され、そのテクストが役割を終えます。以降は、文庫版のみが公式の物語・公式の世界になります。なお、この天帝新訳化プロジェクトは最後に、天帝短編の新訳化と短編集化を…