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5月のまとめ

2012年5月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5016ページ
ナイス数:65ナイス

■天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)
非常にまほろらしさを感じる一冊。今度は超豪華寝台列車内での殺人事件です。過剰なルビだとか、読みにくさは相変わらずというところでしょうが、ここまで来ると半ば芸術です。そう思える時点で、もう術中に嵌っているのでしょう。精緻なロジックや、推理合戦もとても楽しく読みました。新訳でどんな風に変わるのか、楽しみです。
読了日:05月06日 著者:古野 まほろ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18757540

■寮の七日間 (ポプラ文庫ピュアフル)
共通設定の下に書き上げられたテーマアンソロジー。期待されているであろう設定をはずしてもってきた「マジカル〜」に頭が下がる思い。ただ、それと好みやおもしろさは別問題。タイトルのギャップそのままの「聖母の〜」、ちょっとした怖さも感じさせた「桃園の〜」、結末が楽しい「三月の〜」といった佳作揃いです。中でも「聖母の掌底突き」がお気に入りです。
読了日:05月07日 著者:加藤 実秋,谷原 秋桜子,野村 美月,緑川 聖司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18790918

■“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4) (ファミ通文庫)
当然のことながら、毎回毎回ヒロインが代わるので、いつの間にやら是光もハーレム状態です。是光と月夜子の物語のはずなのに、それにやきもきする帆夏の方が気になってしまうのはどうしたものでしょうか。陰のある、美しい物語でした。おそらく、黒幕は今後も登場すると思われるので、どんな風に絡むのか注目です。
読了日:05月08日 著者:野村 美月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18824020

子ひつじは迷わない うつるひつじが4ひき (角川スニーカー文庫)
舞台は「万鏡館」。もうそれだけでいつもと違う雰囲気がたっぷり。ミステリとしては定番の閉ざされた山荘ものですが、「人が死なない」という条件の下でのこの設定の使い方がちょっとおもしろいものでした。まあ、いろいろな部分でイレギュラーな長編なので、また日常に戻ってほしい気もします。
読了日:05月11日 著者:玩具堂
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18875647

■プリティが多すぎる
ユーモアたっぷりのお仕事小説。出版というお得意の分野が舞台だけに、安心して読みました。プロとして自分の仕事をこなすということがどんなことなのか、ひとつひとつ教えてくれるかのようです。まあ、何事も気持ち次第かなあ。ティーンズ誌に秘められた思いもしなかった厳しい世界に驚き、それを受け入れつつ前向きに取り組むピピモに感心したり。それにしても佳孝、もう少しがんばれよ。
読了日:05月13日 著者:大崎 梢
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18939303

■ウィンター・ホリデー
まさに“絆”の物語。親子の絆、家族の絆、職場の絆、友の絆。そういった絆が前面に押し出された作品でした。大和が親として少しずつでも成長しているのがうれしいですね。あたたかな気持ちになれるシリーズです。あとは由希子しだい、かな。進の気持ちを大事にしてほしいなあ。
読了日:05月15日 著者:坂木 司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18983490

■嫉妬事件 (文春文庫)
もう、ノーコメントにしたい。どうしてこんなものを扱うんだ、という気持ちと、でもしっかり論理的に推理してるんだよなあ、という気持ちがないまぜになっています。ああ、これも日常の謎だなあ。くだらないといえばくだらない。ちなみに、天童太郎が登場する「タロットシリーズ」です。併録された「三つの質疑」はいかにもミス研風。これはこれで○。
読了日:05月16日 著者:乾 くるみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19006910

■楽園島からの脱出 (電撃文庫)
いつもの土橋真二郎。閉ざされた空間での生き残りゲーム、極限状態での心理を活かしたストーリーで、作者のお手のものですね。少しずつ明らかになるゲームのルールが行動を左右していく様子がおもしろいです。どこまで続くのかわかりませんが、きっちりきれいに完結させてほしいです。『扉の外』を超える傑作に。
読了日:05月17日 著者:土橋真二郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19033741

■カーニバル・ナイト (妖精作戦PART?) (創元SF文庫)
なるほど、確かに長門有希和紗結希へのオマージュですね。解説を読むまでまったく気が付きませんでしたが、よくわかりました。これはおそらくは『妖精作戦』の正当な続編。あのSFCがまたも小牧ノブ奪還作戦を仕掛けてくるのだけれど、それがとにかくハチャメチャ。この突き抜け具合がいいのです。次が楽しみ。
読了日:05月18日 著者:笹本 祐一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19070303

■黒揚羽の夏 (ポプラ文庫ピュアフル)
静かな疾走感に溢れた青春ミステリ。ちょっと現実味の薄い、異世界のような幻想的な雰囲気もありますが、東北地方の田舎町の情景が目に浮かぶようでした。ただ、物語としては方向性が不明確で、全体に中途半端な印象が残りました。詰め込みすぎた、ということでしょうか。
読了日:05月21日 著者:倉数茂
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19155844

■スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫)
MMORPGの世界に閉じ込められた物語というのは、この界隈では珍しくないようですが、どうなんでしょう。非常にわかりやすい物語でした。ただ、まだこれからという、出だしらしい雰囲気が強く、これからの展開次第にも見えます。そういう意味では、ラスト付近に登場した人物は、登場がちょっと早すぎる気もしました。
読了日:05月22日 著者:瀬尾 つかさ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19181839

■らぶなどーる! (電撃文庫)
非常に読みやすいラブコメ。安心というか安定。虎太郎がこの寮の中で生活し続けるには制約があるのだけれど、それ故にここから心理戦が活発になりそうな気がします。今回はほんの導入部といった雰囲気で、登場人物の紹介が中心のようだったので、ラストの引きが2巻以降にどう繋がるのか期待です。
読了日:05月23日 著者:上月司
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19203195

楽聖少女 (電撃文庫)
ベートーベンが美少女という突飛な設定だけれど、『ピアノソナタ』とよく似たにおいがします。アリスよりも真冬。まあ、ここまではっちゃけることもなかったような気がします。しかし、読者を引き込む力がある作品なのは確か。欲を言えば、もう少しシリアスでもよかったかな、と。
読了日:05月26日 著者:杉井 光
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19277760

■ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)
え、そっち、という4巻。ラストだけを見たらきれいに完結しているようにも見えるのだけれど、これで続くのだから後に待っているのはドロドロの展開しか想像できないじゃないですか。リンダ、カムバック! なのだけれど、彼女は櫛枝実乃梨とどうしてもダブってしまって、もう。
読了日:05月28日 著者:竹宮 ゆゆこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19330372

■ベイ・ドリーム (中公文庫)
ミミズの話ってことは聞いていて、なんとなく引いていたのですが、気にすることもありませんでした。ちょっと冴えない主人公なので、いつもの樋口作品を想像すると若干違和感があるかもしれません。その点では物足りないかも。結末も少し消化不良で、それがクリアされていたら、また違った印象を持ったような気がします。求めていたのはいつものような樋口有介だったということを再認識しました。
読了日:05月29日 著者:樋口 有介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/19360912


▼2012年5月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/3764/matome

読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
 5月の読了は15冊、そのうち積読消化は13冊。購入は20冊でした。
 今年の累計では読了は70冊、うち積読消化は56冊、購入は95+1冊です。
天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス)寮の七日間 (ポプラ文庫ピュアフル)“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4) (ファミ通文庫)子ひつじは迷わない  うつるひつじが4ひき (角川スニーカー文庫)プリティが多すぎるウィンター・ホリデー嫉妬事件 (文春文庫)楽園島からの脱出 (電撃文庫)カーニバル・ナイト (妖精作戦PART?) (創元SF文庫)黒揚羽の夏 (ポプラ文庫ピュアフル)スカイ・ワールド (富士見ファンタジア文庫)らぶなどーる! (電撃文庫)楽聖少女 (電撃文庫)ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)ベイ・ドリーム (中公文庫)