読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

4月のまとめ

 いまさらながら、4月のまとめ。
2012年4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5212ページ
ナイス数:32ナイス

■ストーリー・セラー
「Side:A」は『Story Seller』で既読です。何年かぶりに読んで再び泣きそうになるというのは、さすがとしか言いようがありません。やはりわかっていてもひきつけられるようなインパクトがありました。一方「Side:B」は立場が反対になるのですが、まあこれもありだなあという感じ。ただし、AあってこそのBです。夫婦というものの理想的な形のひとつでしょう。
読了日:04月02日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17896832

■三匹のおっさん (文春文庫)
 「甘ーい話を書いてきた有川浩が、どうしておっさんの物語なんて書くのか?」という引っ掛かりがあって、長いことサイン本を積んだままにしていて、結局文庫を読むことに。積んでいた3年間を損した気分です。町内を守る勧善懲悪ストーリーだけでなく、世の中の問題を考えさせられ、加えて祐希と早苗にはニヤニヤさせられっぱなしでした。結論、早く読むべし。
読了日:04月04日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17950859

■豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)
普通にケンカに強かった高校生が、三つ子姉妹の長女に恋した、というラブストーリー。ストレートに純情な恋愛ものです。軽快で読みやすく、そして絡んでくる登場人物もさほど多くないのがポイントでしょうか。ただ、真宮の気持ちが綾から瑞姫に揺れ動いていきそうで、そのあたり今後の展開が楽しみです。
読了日:04月04日 著者:涼木行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17967369

■学園祭前夜 青春ミステリーアンソロジー (MF文庫ダ・ヴィンチ)
タイトルどおり、「学園祭前夜」をテーマにしたアンソロジー。このテーマだけで勝ちです。「降霊会」だけがちょっと浮いていましたが、むしろ特色が強く出たというべきでしょう。王道といえば「ディキシー〜」と「後夜祭で〜」かな。どちらも爽やかなミステリで、テーマの要求に沿っているように見えます。
読了日:04月05日 著者:ダ・ヴィンチ編集部編
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/17985381

■遠い約束 (創元推理文庫)
なんだいミス研を舞台に、桜子と三人の先輩たちが謎を解き明かすミステリ。楽しそうなキャンパスライフで何よりです。人物設定などから少女小説のような雰囲気を感じていたのですが、構成がしっかりしているのか、予想以上にミステリとして楽しく読みました。桜子と大叔父との交流のあたたかさがよかったです。思い出は、美しくしまい込めばいいとは限らないですよね。
読了日:04月08日 著者:光原 百合
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18053728

■フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社ノベルス)
高槻のリミッターがはずれたような3作目。視点が新登場の彼方に変わったことで、今までとは大分雰囲気の異なる物語になりました。誰もがそれぞれ正しくて、それでいて誰もがどこか少しずつ歪んでいる。互いにその歪みをも含めて、相手を認めていくのですね。どこからどこまでが死神の力なのか、知りたくもあり、それが怖かったりします。
読了日:04月10日 著者:汀 こるもの
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18100362

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
またここで終わってしまうのかっ、という11巻目。新要素がまた追加され、それでいて過去とはしっかりリンクさせられていて、嬉しい限り。理論鏡面とか物理無効とか、とにかく続きが気になるばかり。秋までなんて待てません。
読了日:04月11日 著者:川原 礫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18127718

■三匹のおっさん ふたたび
ふたたび現れたおっさん三匹。前作よりも少しだけ落ちついた気がします。その分、祐希と早苗の出番が増えたようにみえます。そっちに舵を切るのも有川さんらしくてアリですね。説教くささはなく、それでいて社会の問題だとか、生き方だとかを教えてくれます。三匹がそれぞれに実体験しているのがいいのでしょうか。
読了日:04月12日 著者:有川 浩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18147728

■ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)
母親殺害の容疑者とされる失踪した幼馴染チエミを捜すみずほ。あちらこちらに話が飛んでいくような感覚があったのですが、最後になってそれがひとつに集約され、全容が見えてくる様子は圧巻でした。みずほをはじめとする登場人物たちの感情がリアルに表現されるとともに、都会と地方との環境や価値観の違いが強く描かれ、ちょっと読み進めるのに戸惑うことがあるかもしれません。女性が読んだらまた異なる角度から捉えるのかもしれません。
読了日:04月16日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18230253

■リッターあたりの致死率は THANATOS (講談社ノベルス)
美樹誘拐事件。双子の冷静さと冷酷な面、そして信頼関係を前面に押し出した作品。さすが死神。まあ一筋縄ではいかないですね。事件はあっても、もうミステリとは呼べなくなってしまいました。実は今までの犠牲者はみんなこんな風に命を落としてきたんじゃないのか? と思ったり思わなかったり。恐ろしい兄弟でした。
読了日:04月17日 著者:汀 こるもの
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18267538

■まい・いまじねーしょん―電撃コラボレーション (電撃文庫)
一枚のイラストをお題に書き上げたアンソロジー。ポイントはUFO(異星人)の使い方かな。これ次第で雰囲気が全然異なるものになってしまいます。お題の制約がありながら、どの作家さんもそれぞれの色を出していたように見えました。しっくりきたのは「恋愛のカミサマ」。有川作品を読み慣れていたこともあるかもしれません。苦労が感じられたのは「クランクはいつもアップアップ」。トリということもあり、力技で強引にまとめているのがかえって好感が持てます。
読了日:04月19日 著者:電撃文庫記念企画
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18298805

■ココロ・ファインダ
写真部に所属する4人の少女たちの青春ストーリー。それぞれの抱く悩みだとかコンプレックスだとかを、生々しくリアルに描いています。この年頃の苦悩を書かせたら、相沢さんは抜群。ちょっと見ではいわゆる青春小説なのですが、タイトルにもある「ココロ」という、他人ではなかなか見ることができないものを謎として扱ったミステリです。「コンプレックス・フィルタ」が、この年頃の悩みをストレートに扱っていてよかったかな。
読了日:04月20日 著者:相沢 沙呼
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18321564

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
鎌倉の古書店を舞台に、本に人一倍の愛情を注ぐ店主栞子と本を読めないバイトの五浦のふたりが、古書に絡んだ謎を鮮やかに解いていきます。キャラクターがおもしろいのと同時に、謎と古書の繋げ方が巧みで、しかも無理やりではなく納得のいく解決になっていたのがよかったです。本屋大賞の候補になったのも頷ける作品です。
読了日:04月22日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18401139

麒麟の翼 (特別書き下ろし)
加賀シリーズの新作。このシリーズ、最近は人情もの、家族ものにシフトしつつあるけれど、その部分を追うためには、やはり『卒業』からの加賀と父隆正の絆を知っておくべきでしょう。加賀が関係者に向ける目線のあたたかさも、彼の過去を知っていると、より深く感じ入る部分があるはずです。事件も、単純に青柳殺害犯を突き止めるだけでなく、そこに漂う違和感から隠されている部分へと巧みにつなげられています。最高傑作ではないかもしれませんが、充実した仕上がりです。
読了日:04月25日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18456286

■豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J)
三姉妹恋愛小説その2。まだまだどう転ぶのかはっきりしません。もう少し展開が早くてもいいような気はします。むしろ、心の動きを丁寧に追いかけているのはいいかも。思わぬ人物が登場する展開に驚きはしましたが、決められたような路線を素直に進まないという点で好感が持てます。
読了日:04月25日 著者:涼木行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18475193

■舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)
かつて財閥を率いていた曾祖父の遺言の謎を解く。初期設定や話の進め方はこれでよかったと思いますし、面をかぶった少女みさきのキャラクターもおもしろかったのです。前作で感じた、天才の表現も相変わらずでした。ひっくり返し方もすごいのですが、どんなにきっちり用意周到にひっくり返されても、この結末はなあ。あまり必要性が感じられず、なくてもいいような気がします。
読了日:04月27日 著者:野崎 まど
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18502701

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
推協賞候補作収録の第2集。前作以上に栞子や大輔の人物・人間関係に焦点が向いているけれど、本に関する謎も相変わらずおもしろかったです。特に本の薀蓄が謎としっかり絡み合っていたように見えたのは『時計じかけのオレンジ』かな。不自然さを感じさせないのがいいですね。
読了日:04月29日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/18551963


▼2012年4月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/3764/matome

読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/
 4月の読了は17冊、そのうち積読消化は16冊。購入は23冊でした。
 今年の累計では読了は55冊、うち積読消化は43冊、購入は75+1冊です。
ストーリー・セラー三匹のおっさん (文春文庫)豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)学園祭前夜 青春ミステリーアンソロジー (MF文庫ダ・ヴィンチ)遠い約束 (創元推理文庫)フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社ノベルス)アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)三匹のおっさん ふたたびゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)リッターあたりの致死率は THANATOS (講談社ノベルス)まい・いまじねーしょん―電撃コラボレーション (電撃文庫)ココロ・ファインダビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)麒麟の翼 (特別書き下ろし)豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J)舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)