2009年のまとめ ミステリ・エンタメ編

 さて、少々遅くなりましたが昨年一年を振り返る2009年のまとめ。今年も107冊というたいして多くもない読了本の中から、僕が楽しませてもらった本を5作挙げたいと思います。
 まずはミステリ・エンタメ編から。


 1位 北村薫 『鷺と雪』 文藝春秋
 この本抜きには語れない2009年。あの電話の瞬間は忘れられません。あらためて直木賞受賞おめでとうございます。
 2位 多島斗志之 『黒百合』 東京創元社
 文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。多島さん、帰ってきてください。
 3位 有川浩 『植物図鑑』 角川書店
 「雑草という名の草はない」。この一年でもっとも印象に残る言葉だったかもしれません。
 4位 相沢沙呼 『午前零時のサンドリヨン』 東京創元社
 ちょっとビターでなおかつスイートなラブコメ 。どうして謎は解かれなければならないのでしょう。
 5位 水生大海 『少女たちの羅針盤』 原書房
 現在と過去を巧みに操り紡がれた傑作。構成だけでなく、描写が見事でした。
 悩んだのは『造花の蜜』『芙蓉千里』あたりでしょうか。明日になった順位変わりそうだ。
鷺と雪 [ 北村薫 ][rakuten:book:13069908:image]植物図鑑 [ 有川浩 ][rakuten:book:13298923:image]少女たちの羅針盤 [ 水生大海 ]
[rakuten:book:13076734:image][rakuten:book:13205381:image]