本格ミステリ大賞発表

 13日、第9回本格ミステリ大賞が発表されました。
【小説部門
◎ 牧薩次 『完全恋愛』 マガジンハウス 23票
  連城三紀彦 『造花の蜜』 角川春樹事務所 13票
  三津田信三 『山魔の如き嗤うもの』 原書房 11票
  柄刀一 『ペガサスと一角獣薬局』 光文社 6票
  芦辺拓 『裁判員法廷』 文藝春秋 4票

【評論・研究部門
◎ 円堂都司昭 『「謎」の解像度』 光文社 13票
  本多正一編 『幻影城の時代 完全版』 講談社 7票
  千街晶之ほか 『本格ミステリ・フラッシュバック』 東京創元社 3票
  限界小説研究会編 『探偵小説のクリティカル・ターン』 南雲堂 2票
  有栖川有栖×安井俊夫 『密室入門!』 メディアファクトリー 2票

 お二人ともおめでとうございます。僕が読んだのは『完全恋愛』と『造花の蜜』だけでしたが、どちらもすばらしい作品でしたのでどちらかにとってほしいと思っていました。円堂さんはこれで推協賞と二冠達成ですね。
http://honkaku.com/award/award.html