大きくなってはいけません

 もうご存知の方も多いでしょうが、ハヤカワ文庫が大きくなりました。トールサイズとか言うそうで、高さが5.5mmプラスだとか。
 確かに、書店で手にとってもぱっと見て大きいです。高々5.5mmなのに。


 ただ、この5.5mmがクセモノ。ブックカバーに入らないんです。いや、早川書房ではトールサイズ用のブックカバープレゼントもやっているのですが、こういう「読むとき用」の厚いやつではなく、常にかけておく透明でペラペラのに。
 しかも、本棚に並べたらさぞかし見た目が悪そう・・・大きくすれば手に取りやすくはなるかもしれないけれど、文字を大きくするために本まで大きくする必要はないでしょう。開いてみると、上下にけっこう余白があるし。(hayakawa online/ニュースリリース


 もう本当に勘弁してほしいなあ。あまりハヤカワ文庫は買っていないけど、大きいのは徳間デュアル文庫だけで十分。あれも数冊しか持っていないけど。


 と思ったら、その数冊のうちの一部を占めている太田忠司さんの狩野俊介シリーズが創元推理文庫で再刊だとか。(太田忠司の不定期日記
 あのシリーズも徳間文庫とデュアル文庫に分かれていてイヤだったんですよね。しかも、『銀扇座事件』以降文庫化されていないし。
 東京創元社メールマガジン(2009年4月15日発行)によれば、シリーズ第一作の『月光亭事件』はすでに6月以降の予定に入っています。最後まで文庫化してくださいね、東京創元社さん。
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