本屋大賞2(『ゴールデンスランバー』はどれだけダントツだったのか?)

 本屋大賞の結果があまりにダントツに見えたので、過去5回の大賞受賞作を二次投票の結果で比較してみました。

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
二次投票者数 93.0 187.0 290.0 359.0 386.0
二次投票総得点数 930.0 1,870.0 1,885.0 2,333.5 2,509.0
大賞受賞作 博士の愛した数式 夜のピクニック 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 一瞬の風になれ ゴールデンスランバー
大賞受賞作得点数 202.0 374.0 279.0 475.5 509.5
大賞受賞作得点率 21.72% 20.00% 14.80% 20.38% 20.31%
2位作品 クライマーズ・ハイ 明日の記憶 サウスバウンド 夜は短し歩けよ乙女 サクリファイス
2位作品得点数 148.0 302.0 196.5 455.0 312.0
2位作品得点率 15.91% 16.15% 10.42% 19.50% 12.44%
得点数比較 54.0 72.0 82.5 20.5

197.5

得点率比較 5.81% 3.85% 4.38% 0.88%

7.87%

 二次投票の配点は、2005年以前は1位5点、2位3点、3位2点、2006年以降は1位3点、2位2点、3位1.5点。
 これを見ると今年の『ゴールデンスランバー』が他の年と比べて得点数でも得点率で2位以下を引き離していることがわかります。ただし、得点率だけを比較すると2004年の『博士の愛した数式』や昨年の『一瞬の風になれ』のほうが高かったようです。
 なお、2006年の得点率が低いのは、一次投票の結果により11作品で二次投票を行ったため。