読書傾向を振り返って

 最近の自分の読書傾向を振り返ると、あきらかにブログを始めた頃とは異なることがわかり、いささか愕然とします。
 例えば、ごく初期である3年前、2004年の8〜9月の読了本は次のようなものでした。


8/4 西澤保彦 『幻惑密室』 講談社文庫
8/11 若竹七海 『悪いうさぎ』 文春文庫
8/12 乾くるみ 『イニシエーション・ラブ』 原書房
8/14 米澤穂信 『さよなら妖精』 東京創元社
8/22 ほしおさなえ 『ヘビイチゴサナトリウム』 東京創元社
8/24 柴崎友香 『きょうのできごと』 河出文庫
9/5 大倉崇裕 『三人目の幽霊』 東京創元社
9/8 光原百合 『十八の夏』 双葉社
9/16 大倉崇裕 『七度狐』 東京創元社
9/22 はやみねかおる 『僕と先輩のマジカル・ライフ』 角川書店
9/27 野沢尚 『反乱のボヤージュ』 集英社文庫


 2ヶ月で11冊というのは今と比べればペースとして遅いものの、その顔ぶれはなかなかのもの。ずらりと並ぶミステリなのです。もちろん、そうでないものもありますが。


 一方、先月の読了本はこちら。見事にミステリが減っています。
 これでいいのか!
 自問自答するわけです。
 奇しくも今年は新本格ミステリ20周年。綾辻行人さんが『十角館の殺人』でデビューされてからちょうど20年経つのです。そして有栖川有栖さんも江神シリーズ15年ぶりの新作『女王国の城』を刊行します。まさに節目の年なのです。


 ということで、もう少し多くのミステリを読もうと思います。とりあえずは積んである『水上音楽堂の冒険』あたりでしょうか。もちろん、『女王国の城』も読みます。復刊される『消失!』もいいかも。せっかくだから綾辻さんの作品も?