直木賞予想

 いよいよ芥川賞直木賞の選考委員会が今日の17時からと迫りました。
 僕は芥川賞は本当によくわからないので、ちょっと直木賞だけ予想を。


◎ 北村薫 『玻璃の天』 文藝春秋
 5回目の候補、しかも文藝春秋から。これで選ばれないわけがない、と言いたいところ。ただ、直木賞には何度も裏切られてきたし、シリーズ2作目のこの作品でというのも中途半端な気はします。
○ 松井今朝子 『吉原手引草』 幻冬舎
 ノーマークだったけど、時代物としては随分評判がいいそうです。選考委員の年齢層を考えると十分ありえます。
▲ 三田完 『俳風三麗花』 文藝春秋
 同じくノーマーク。地味な感じだけにもしかしたらと思わせます。文藝春秋だし。
△ 森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』 角川書店
 もしこれが選ばれるようなら、選考委員の器量を認めないわけにはいかないでしょう。素晴らしいけど、直木賞とはあわない気がします。
× 桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 東京創元社
× 畠中恵 『まんまこと』 文藝春秋
× 万城目学 『鹿男あをによし』 幻冬舎
 ×3作は顔見せでは? 将来は十分にありそう。桜庭さんは『赤朽葉家』で吉川英治新人賞に落ちているので、拾われることはないのではないかと?


 前回受賞者がいなかったので、今回はもしかしたら2作同時ということもあるかも。それなら素直に◎○の2作だと思うのですが・・・