日本推理作家協会賞候補

 第60回日本推理作家協会賞の候補も発表になっています。
【長編および連作短編集部門候補作】
 桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 東京創元社
 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』 講談社
 樋口有介 『ピース』 中央公論新社
 森谷明子 『七姫幻想』 双葉社
 柳広司 『トーキョー・プリズン』 角川書店
【短編部門候補作】
 石持浅海 「未来へ踏み出す足」 ジャーロ夏号
 春口裕子 「ホームシックシアター」 Jノベル2月号
 三上洸 「スペインの靴」 小説宝石12月号
 薬丸岳 「オムライス」 小説現代12月号
 米澤穂信 「心あたりのある者は」 野性時代12月号
【評論その他の部門候補作】
 上島春彦 『レッドパージ・ハリウッド』 作品社
 小鷹信光 『私のハードボイルド 固茹で玉子の戦後史』 早川書房
 滝本誠 『渋く、薄汚れ。ノワール・ジャンルの快楽』 フィルムアート社
 巽昌章 『論理の蜘蛛の巣の中で』 講談社
 安井俊夫 『犯行現場の作り方』 メディアファクトリー
 選考委員会は5月14日とのこと。長編は『赤朽葉家の伝説』の評判がよかったけれど、『七姫幻想』も捨てがたい。ただ、連作短編集という点でどうでしょう。気になるのは『ピース』。『ぼくのメジャースプーン』は一段落ちる気がします。短編は全く未読なだけに・・・評論は『論理の蜘蛛の巣の中で』の評判がよいように聞いています。
 http://www.mystery.or.jp/kaiho/0704/kouho.html
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