新潮ミステリー倶楽部

 北森鴻さんの新作『写楽・考』が発売になりました。『凶笑面』『触身仏』に続く蓮丈那智フィールドファイルの3作目です。
 僕はこのシリーズはまだ読んでいないのですが、新作『写楽・考』も前作、前々作同様「新潮エンターテインメント倶楽部SS」としての発売です。


 ここで気になったのが、「新潮ミステリー倶楽部」はどこに行ったのかということ。あの赤い指紋がついたシリーズは、僕が知る限り2002年の小川勝己『撓田村事件 iの遠近法的倒錯』以来刊行が止まっています。このまま消えていってしまうのでしょうか。
 たしか宮部みゆきさんとか倉知淳さんとかいろいろな方が刊行予定だったように記憶しています。ぜひとも読みたい! そんなシリーズとして復活することに期待します。