2014-11-11から1日間の記事一覧

道尾秀介『鏡の花』

幼き姉弟がバスに揺られて向かった先。そこはかつて父と母、そして姉が暮らしていた家。人手に渡った家には年老いた住人がいて、表札には「瀬下」と記されている。ここに来た理由、それは、どうしても内緒で調べたいことが章也にはあったからだ。とても大切…

恩田陸『雪月花黙示録』

古きよき伝統を守る“ミヤコ”。この地の行く末を左右する光舎の生徒会長選挙がまもなく行われるとあって、人々は沸いていた。だが、“ミヤコ”には勢力拡大を目論む“帝国主義”や、“伝道者”を名乗る謎の勢力も侵入し、本命視される紫風の妨害を図る。果たして、“…

連城三紀彦『戻り川心中』

色街で連続して起こった殺人事件。被害にあった男は、顔を砕かれた者ばかりだった。やがてその容疑者として噂されだしたのは、隣に住む代書屋の男。彼は、文字を書くことができない娘たちに代わって、田舎への手紙を代書していたのだ・・・(「藤の香」) 昨…

綾辻行人『Another エピソード S』

異能の少女見崎鳴が語ったのは、あの一週間に起きた不思議な出来事。この夏彼女は海辺の町で幽霊と出会っていた。しかも、記憶を失った幽霊とともに、彼自身の死の謎と、彼の死体を探し求めたという。幽霊・賢木晃也は、11年前に夜見山北中学3年3組の修学旅…

辻村深月『島はぼくらと』

瀬戸内海に浮かぶ冴島から、本土の高校へ通う朱里たち四人。島はIターンを多く受け入れ、その中にはホテルを経営する源樹の父や、シングルマザーの蕗子もいる。島の子供たちの多くはやがて進学や就職のために島を出ていく。四人でいられるのも残りわずか・…

畑野智美『南部芸能事務所』

友人に誘われて、「南部芸能事務所」のライブを見に行った新城。たった1回のライブではまってしまい、彼は芸人を目指すことに決め、コンビの相方を探すことに。候補に挙がったのは、事務所スタッフの溝口。事務所にはほかにも個性豊かな芸人たちがいて、い…

法条遥『404 Not Found』

目覚めた裕也が目にしたものは、昨日と変わらない部屋、変わらない学校、変わらない友人。だが、ちょっとおかしい。これは昨日も見た光景、昨日の繰り返し。そして、昨日裕也は確かに父が経営する会社のビルの屋上から飛び降りたのだ。ちょうど下にいた翔太…

天祢涼『セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎』

有力議員だった父親の跡を継ぎ、無事代議士となった漆原翔太郎。だが、当選早々問題発言を繰り返し、すっかりおバカ議員扱いに。サムライ秘書とも呼ばれる堅物の雲井は、支持率向上のため翔太郎に地元の問題解決をけしかけるが、その都度翔太郎は思いもかけ…

新庄節美『聖夜は黒いドレス スカーレット・パラソル 2』

はじめての泥棒を無事こなした愛梨のもとに届けられた一通の手紙。それは“日本泥棒協議会”への招待状。厳重な警備に守られた稀覯書『ネクロノミコン』をターゲットに、4人の怪盗と覇を競うのだ。愛梨は六平の協力を得て、ターゲットに近づいていくのだが・・…

11月の購入予定

11/1 有栖川有栖 『怪しい店』 角川書店 11/1 中村 航/中田永一 『僕は小説が書けない』 角川書店 11/5 水生大海 『招運来福!まねき猫事件ノート』 ポプラ文庫ピュアフル 11/6 中村航 『デビクロ通信200』 小学館文庫 11/6 森博嗣 『サイタ×サイタ』 講談…

10月のまとめ

10/11 月村了衛 『機龍警察 未亡旅団』 早川書房 10/24 相沢沙呼 『スキュラ&カリュブディス―死の口吻―』 新潮文庫nex 10月の読了はたった2冊、購入は8冊でした。 今年の累計では読了は57冊、うち積読消化は34冊、購入は154+2冊です。

10月のお買いもの

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10/3 古野まほろ 『その孤島の名は、虚』 角川書店 相沢沙呼 『スキュラ&カリュブディス―死の口吻―』 新潮文庫nex 10/10 川原礫 『アクセル・ワールド 17 ―星の揺りかご―』 電撃文庫 蒼山サグ 『天使の3P! 4』 電撃文庫 中村航 『デビクロくんの恋と魔法』…